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漆喰の歴史

漆喰の歴史はとても古く、日本だけではなく世界中で使われてきました。 今から5千年前、エジプトのピラミッドの壁に使われたのが漆喰の起源です。 ピラミッドの他にも、古代ギリシャやローマ時代の建築物にも使われていたことが、 アクロポリスの神殿やポンペイの遺跡から判明しています。 これらの文明では、漆喰は絵の具を石灰に染み込ませて壁を装飾する手法に用いられました。 これが後に、イタリアルネッサンス時代のフレスコ画として確立されました。 あの有名な、1495年に制作されたレオナルドダビンチの名作「最後の晩餐」の下地も漆喰です。 その後、壁を装飾するだけではなく、壁全体を覆う壁材へと進化し、様々な建築物に盛んに使われました。

ピラミット

それから、シルクロード、中国、1300年前の日本へと、漆喰は渡ってきました。 飛鳥時代、奈良の高松塚古墳やキトラ古墳などに使われ、 奈良時代、平安時代など、セメントが無い時代に高級建材として広まり、様々な建築物に使われるようになりました。 戦国時代には、漆喰の優れた防火性と耐久性が認められ、城郭建築に使用され、 その中の1つ、姫路城は漆喰壁の白さから「白鷲城」と呼ばれ、今でもなお、世界遺産として、その輝きを放っています。 江戸時代以降は、お城以外にも商人屋敷の土蔵や神社仏閣、 明治維新後には鹿鳴館などの洋風建築物にも漆喰が取り入られました。 現代もなお、それらの建築物は丈夫に姿を残しています。

姫路城

 

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